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【科学】後天的に獲得したモノ・能力が遺伝することが証明されつつある

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遺伝は受け継がれる

僕は、理系出身ではないので、あくまで素人して、この記事を書きます。ただ、トリビアとしては面白いと思いますし、何より日本人の感性には合っていると思うので、このテーマを選んでみました。

 

あなたは、遺伝と聞くとどんなイメージを持つでしょうか? 例えば、子供の顔が母親か父親の顔にそっくりなら、その子は両親の遺伝子を受け継いだ人間です。つまり、「遺伝する」というのは、自分の両親や親族の特徴を子供が受け継ぐことになりますね。

 

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しかし、遺伝で受け継がれるのは、両親が生まれつき持っている特徴のみです。身長が高い母親と父親の子供は、やはり身長が高い子供が生まれると思います。頭がいい両親の子供は、やはり頭がいい子供が生まれやすいでしょう。

 

仮に、生まれつき頭が悪いものの、大学に行きたくて必死に勉強して努力して頭をよくした、つまり後天的に獲得した賢さは、残念ながら子供には受け継がれないかもしれない・・・なんとなく私たちは遺伝にはこのようなイメージがありました。

 

しかし、このイメージが実は間違いなのでは?という実験結果が出てきたのです!

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遺伝は先天的なのは間違いだった!?

結論から言うと、遺伝は先天的な特徴のみならず、後天的な特徴も受け継がれる可能性が出てきたのです。

 

この後天的な特徴は、「獲得形質」と名づけられています。

 

あなたは、ひょっとしたら「こんなの似非科学じゃないか」と思ったかもしれません。しかし、「獲得形質」については、あの京都大学でも大学のHPに堂々と紹介しているんですよ。

 

リンク

獲得形質は遺伝する? -親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める- — 京都大学

 

生物学では長らく、後天的に獲得した形質は遺伝しないと考えられていました。ところが近年になって、その通説を覆すような事象がいくつか報告されるようになりました。例えば、高カロリー食により肥満になった父ラットから生まれた娘ラットが、通常食で育ったにもかかわらず糖尿病の症状を示すという報告が挙げられます。

 

さらに、日本の研究機関の理化学研究所のHPでも、「獲得形質」のページがちゃんとあります。

 

リンク

親の受けたストレスは、DNA配列の変化を伴わずに子供に遺伝 | 理化学研究所

 

どちらも、能力というよりは病気の免疫が受け継ぐかどうかをメインにしていますが、とにかく後天的な特徴が子孫に受け継がれることは実験的にも証明されているのです。

なぜ後天的な特徴が遺伝されるのか?

なぜ、後天的に獲得した能力がこのように遺伝されるのでしょうか? 僕は気になったので昔調べてみたのですが、どうも次のような理屈のようです。

 

例えば、一卵性の双子は遺伝的には全く同じものです。顔もそっくりだし、何より同じ精子・同じ卵子で作られています。しかしながら、この双子の性格や趣味までもが全く同じであることはあり得ません。それぞれ性格も趣味も微妙に違うはずです。

 

同じ遺伝子なのに、全く別の特徴がそれぞれの双子には表れています。なぜなのでしょうか? それは、同じ遺伝であっても、その遺伝が発現するパターンが双子同士で違っていたからです。

 

だから、双子なのに、趣味が異なることがあるわけです。

 

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そして、「後天的な遺伝」と「遺伝が発現するパターン」には関係性があるんじゃないかと現在考えられているようなのです。

 

簡単に言えば、後天的に獲得した能力は、遺伝子としては子供には受け継がれないけど、その代わり「遺伝が発現するパターン」が受け継がれる可能性があるわけです。

 

だから、後天的な能力はこの「遺伝が発現するパターン」のおかげで、子孫の特徴に影響が出てくるわけですね。

 

この分野はまだまだ未知数

獲得形質の遺伝は、生物学ではタブーとも言われています。なぜタブーなのかはよく分かりませんが、おそらく西洋文化のキリスト教の考えと矛盾するからじゃないかと思います。キリスト教は、人間の能力は生まれつき神様から授かったという発想があります。よって、後天的な能力も受け継がれるというのは、何か気持ちが悪いのでしょう。

 

ただ、私たち日本人は、心のどこかで「努力は報われるべきだ」という考えがあるので、僕は後天的な能力が遺伝されるという考えは、日本人には悪いことではないと思います。

 

それでも、この分野の研究はあまり進んではいないようなので、後天的な能力がどこまで受け継がれるかはまだ分かりません。今後の研究結果に期待したいですね。

 

話は変わりますが、僕が就職活動をしていたころ、エレコムの創業者のお話を聞いたことがあります。エレコムの創業者は甲南大学(関東でいう日大みたいな大学)出身です。偏差値的には50くらいの大学になります。

 

しかし、彼の息子は現在医者をしていると講演では語っていました。医学部に入るとなると、偏差値は70くらいになってきます。

 

頭の良さが遺伝されるなら、偏差値50の頭脳の子供は偏差値50のはずです。しかし、エレコムの創業者は一代で大企業を作ったのですから、相当勉強をされたはずです。

 

そこで、妄想になるのですが、このエレコム創業者の後天的な努力が、息子に受け継がれたのではないか?と思えなくはないのですが。実際はどうなのでしょうか?

 

僕は、素人なのでこれ以上の妄想はいけませんね。最後まで、読んでくれてありがとうございました。

 

 

武谷三男の生物学思想―「獲得形質の遺伝」と「自然とヒトに対する驕り」

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サンバガエルの謎―獲得形質は遺伝するか (岩波現代文庫)

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