吉本の思い出
結構むかしのことで、記憶はあいまいなんだけど、吉本興業の説明会に参加したことがあります。
その時の僕は東京で主に就活をしていたんだけど、東京の会場に吉本興業のブースがあったので、「吉本には興味ないけど、何かネタ的に面白いかも」と思い、ブースに参加したことがあったのです。
ブースでは、吉本の人事のおじさんと、若い兄さんがブースには立っていました。吉本は知名度がとても高いので、ブースにはたくさんの学生がいました。
*こんなイメージ
説明会の様子
会場は東京ですが、吉本の人は遠慮なく関西弁をべらべら話していましたね。
説明会では吉本について少し知れました。まず、芸人を育成する場所は2か所。東京と大阪です。
そのビデオが紹介されて、ビデオでは練習に励む若い芸人が映っていました。
その芸人については、吉本の人事の人は「みんな知らない」と売れてないことを強調していました。
また、吉本は意外と音楽やスポーツ関連のビジネスもしているそうで、名前こそ忘れましたが、有名なスポーツ選手が今度はマネージャーとして吉本に入社してもうすぐ1年くらいだそうです。
「だから、みなさんが吉本に入社するときは、彼のことを1年上の先輩として扱ってください」と言っていました。
また、吉本は中国進出もしていて、中国で吉本新喜劇をしていることも知りました。ただし、中国では儒教の文化が根強いため、「若い人が年寄りをたたく」などの表現はだめだそうで、現地に合わせているそうです。
*これは実際の中国版吉本新喜劇
吉本の美人内定者
最後に、吉本の内定者が紹介されました。
結構美人でした。
彼女は関西弁だったので、関西系の人なのは間違いないでしょう。
自己紹介の時、学歴は慶応義塾大学総合政策学部と言っていました。
ブースの学生らはちょっとシーンとなっていたような。。。
お話によると、吉本といえども、立派な企業なので最低限の礼儀というかマナーがない人はやはり採用されないことを内定者から知りました。
例えば、面接の場で「得意なことは?」と聞かれて、空手をやっているという理由で回し蹴りを披露して見せた男性がいましたが、彼女によると「きれいに落ちました。」
いろいろ話は聞けましたが、個人的に印象に残っていることは、人事の人から『「吉本の悪いところ」という質問になんて答えたっけ?』という質問でした。
僕としては、吉本に特別詳しいわけでもないので、どんな人事の納得する答えなのか正直興味がありました。
彼女の答えは「吉本芸人どうしで絡んでいて、他の芸能事務所の人との付き合いが薄い」的な内容でした。
え。ええ~。
そんなの、ちょっとテレビを見ていたら誰でもうすうす感じていることじゃないかと僕は正直思いましたが、
吉本の人事の人もこの答えには「うーん」って感じで黙っていて、どこか反省している様子でした。
冗談が多かった説明会のなかで、唯一真剣な表情をうかべた人事たち。マジのようです。
いやいや、それでいいのか吉本と思いました。
結局、似た者同士が集まるのが企業なんですね。