日本のアニメ好きな外国人が演奏
僕は音楽はよく聞くのですが、動画サイトを見ていると、外国人が日本のアニメ曲を演奏する動画を発見しました。面白いのでシェアしたいと思います。
宮崎駿の映画「ハウルの動く城」のテーマ曲『人生のメリーゴーランド』
とても素敵な曲だと思いませんか?
日本生まれの音楽を外国人が独自に解釈して演奏するというのは今まであまりありませんでしたが、アニメ曲をきっかけに日本の曲が演奏され出したのは面白い現象だと思います。この動画は100万回再生されました。
こちらは原曲です。
ただ、外国人の演奏にやや違和感
僕は興味が出たので、色んな日本のアニメ曲やゲーム曲の演奏を検索してみました。色々な動画を見てみましたが、外国人(特に欧米系)が日本の音楽を演奏すると、なぜか日本人の感覚とは違った音楽になってしまいました。というよりも、もはや別の音楽と言ってもいいレベルです。
音楽は不思議なんですけど、まったく同じ楽譜でも演奏者によって、音楽の雰囲気が変わるのです。外国の文化で育った人は全く異なる感性があるのでしょう。
例えば、こちらはファイナルファンタジー7の『片翼の天使』という曲です。ゲーム曲では最も有名な音楽の1つであり名曲でもあります。
原曲
これを外国人が弾くとこうなるようです。
すばらしい演奏ですが、何か日本人とは違った感じがするんですよね。
こちらは『UN.オーエンは彼女なのか?』という曲ですが、この曲だ、その違いがさらに顕著に表れています。
原曲
日本人による演奏
外国人による演奏
どちらも全然違うのに、日本人の演奏は日本人から高評価で、外国人の演奏は外国人から高評価なんですよね。
もちろん、中には日本人の感覚と比較的近い演奏もあるのですが、たいていの曲がこのように違った感性で演奏されています。
逆に日本人も違和感が持たれているのかも
日本人はピアノやバイオリンを演奏するときは、ヨーロッパの音楽を演奏することがほとんどです。
小澤征爾さんのように、日本人からも世界で通用する演奏者や指揮者は生まれていますが、外国人から見ると日本人が演奏するクラシックやポップ・ミュージックは違和感があるのかもしれませんね。けど、そのおかげで外国人の感性にはない新しい演奏が生まれているのでしょう。
おわり
暇つぶしに音楽を聴いていたら、日本と欧米の間にある「感性」の違いに出会ってしまいました。外国人の演奏は、日本人から見ると違和感があるかもしれませんが、これが逆にこれからの音楽の多様性や発展につながるかもしれませんね。