趣味でやっている株について書いてみます。これは、あんまり需要はなさそうな(あんまり読まれなさそうな)記事にはなると思うんですけど、一部の人には疑問に感じることでもあると思うので、スタバを例に株の社会貢献を書いてみようと思います。
株を毛嫌う人が意外と多い
なぜ、僕が株の社会的意義について書こうと思ったのかと言うと、趣味でたまに読む2chまとめを見ると、株について否定的な意見が意外と多いのがすごく気になったからです。
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カオスちゃんねる : 株とかFXみたいなギャンブルで楽して金儲けしてる奴、正直見下してる
否定的な意見の原因は、株はどこぞのギャンブラーが難しい数学を駆使してマネーゲームをして大金を稼ぐ。そのくせ、社会には貢献していないという偏見があるのではないかと思います。
株の社会的意義を書いたサイト
株の社会的意義を解説したサイトは意外と少ないものです。僕が見つけたサイトだとこちらが株の社会的意義を詳しく説明しています。
リンク
大変詳しく解説してはいるのですが、その内容は投資経験者向けになっており、投資の知識があまりない人には読みにくそうな印象を持ってしまいました。
スタバで例えてみた
そこで、僕は誰もが知っているスタバで例えたら、ひょっとしたら直感的に株の社会的意義が理解できるのではないかと思いました。この記事ではスタバを題材に株について書いてみたいと思います。
さて株は、スタバにどう貢献できるのでしょうか。
人気のスターバックス。けど、地方には少ない・・・。
スターバックスは、アメリカ生まれのコーヒーショップです。そのブランド力は多くの日本人の心をつかんでおります。僕は、東京に住んだ経験があります。そこでは、スターバックスはちょっと都会を歩けば、すぐに見つけてしまうくらい、たくさんありました。
しかし、田舎の地元に帰ってみると、スターバックスは近くにはありません。車で結構遠い距離まで行く必要があります。それでも、僕は車さえ乗れば、スタバに行けるのですから、まだマシな方かもしれませんね。
鳥取県では、つい最近までスターバックスは一店舗もありませんでした。あまりのひどさに、スタバをもじった「すなば珈琲」というお店を県内に作ってしまったくらいです。
すなば珈琲のHP
ようやくスターバックス1店舗が鳥取県にも誕生しましたが、鳥取県の広さを考え得ると、まだまだ店舗数は少ないと言えるでしょう。
そこで、僕たち地方民はこう思うわけですね。
「できるだけ早く地方にもスターバックスが進出してほしい」
スターバックスの社長の立場
スターバックスの日本法人の社長はこんなことを考えていました。
社長
「スターバックスは今までは東京都などの都会に集中的に店舗展開をしてきたけど、そろそろその戦略にも限界が出てきたな。これからは、地方の店舗を増やして行く必要があると思う。しかし、地方で店舗を開くとなると、当然お金がかかってしまう。誰かがお金を出してくれたらな・・・。」
社長は、スタバのさらなる成長のためには、地方進出の重要性に気付いているようです。しかし、店舗を増やすためには多くのお金がかかってしまいます。
社長の考え
「地方で店舗を展開したい。しかし、お金が要る。誰かがお金を出してくれると助かる。」
お金儲けをしたい投資家の立場
投資家は、なぜ投資をするのでしょうか。社会の活性化のためとかそれらしいことを、豪語する投資家はいるかもしれませんが、その実は「金儲けのため」に投資をしている人が99%を占めていると思います。
では、投資家はどうやってお金儲けをするのでしょうか。まず、投資家は企業を調査します。調査の上で、この企業はこれから成長するだろうなと予想をします。そして投資をするのです。
そこで、ある日、投資家Aさんは、スターバックスを調査しました。すると、Aさんは、スターバックスはこれからも成長するのではないかと思い始めました。
Aさんの予想
「スターバックスは東京都などの都会にたくさんあるね。けど、地方にはまだまだ少ないな。そういえば、うちの兄貴が地方に引っ越したけど、兄貴の嫁さんが地方にはスタバが少ないって嘆いていたな。それだけ、スタバは人気があるんだな。これだけ人気があるなら、これからは地方に向けて店舗を増やしそうだ。投資をしてみよう。」
Aさんは、このように予想をして、スターバックスに投資をしたのです。
投資家の予想
「スターバックスはこれからは地方に店舗を増やすはずだから、スターバックスの株を買えば儲かる」
3人の立場をまとめてみよう
地方民の考え
「できるだけ早く地方にもスターバックスが進出してほしい」
社長の考え
「地方で店舗を展開したい。しかし、お金が要る。誰かがお金を出してくれると助かる。」
投資家の予想
「スターバックスはこれからは地方に店舗を増やすはずだから、スターバックスの株を買えば儲かる」
あなたは、この3人の立場を見てどう思うでしょうか。投資家はスターバックスに投資をすべきではないかと思えてきませんか?
投資家がスタバに投資をすれば、スタバの社長は地方で店舗展開するためのお金を確保できます。社長はより積極的に地方の進出を進めるでしょう。
スタバが地方に進出すれば、地方の人はスタバに行きやすくなります。利便性が高まります。
これは、結局のところ、投資家が投資をしたからこそ、地方の人は得をすることになりませんか? これは間違いなく社会貢献だと思います。
投資家は遠回りに社会貢献をしている
これのユニークなところは、別に投資家は社会貢献のためにスターバックスに投資をしたわけではないという点にありますね。投資家は悪く言えば、自分のため・金のために行動をしたのです。
しかし、その行動が不思議なことに、社会的に大きな貢献ができているわけです。投資家は遠回りに社会の役に立っていることになります。
まとめ
株の仕組みはやや複雑で僕もそのすべてを把握はできていません。しかし、僕は株はそんな卑しいものではないと信じております。そんなに卑しいのなら、とっくに禁止されているはずですからね。
先ほどの例えは、ややシンプルすぎるものです。しかし、本質は捉えていると思います。
株の理解の一助になればと思います。
株を勉強したいならこちらのサイトもチェックしてみましょう。